2015.12.28 (Mon)
Bhatti Indian Grill ☆ バティ・インディアン・グリル
~ニューヨーク・グルメ日記 その275~
絶対に一度は見ておきたかった自由の女神。
移民の象徴として、昔からアメリカに渡って来た人々に力を与えていたのだという。
自由の女神像はリバティ・アイランドという小さい島に建っており、
近くで見学するには船に乗って上陸しなければならない。

バッテリー・パークより乗船
これは前売り券を購入していたので、
エンパイア・ステート・ビルに比べると短い時間で乗船することができた。
祝日とあって、見学者の数たるやすごい。

3階建ての船に乗り込む。
甲板、座席もすでに人でいっぱい。
運よく座席を見つけられたので着席すると、
ほどなくして船は出発、
マンハッタンのビル群を後にし、しばらくすると見えてきた!

乗客の多くが甲板に向かい、一斉にカメラのシャッターを押す。
後でチェックしてみたら、ここでも人の頭ばかりが写真に写っていた。
リバティアイランドに上陸すると、
目に飛び込んでくるのは高層ビルのマンハッタン。

夜もきれいだろう
その後はひたすら自由の女神。
像までたどり着くのに想像以上に時間がかかった。

後ろ

横

正面(人と比べてみると大きさがわかります)

真下
像の台座の中に入ることが出来たが、
ここでもまたまた魔の階段。
エレベーターはあったものの、動いていない様子であった。
今回で勉強になったことは、
ニューヨーク旅行にはかなりの体力が必要、ということである。
レモネードを飲んでしばらく休んだら、
また同じ船に乗って帰路につく。
帰りの乗船にはめちゃくちゃ並ぶ羽目になり、
すこしうんざりとしてしまった。
マンハッタンに戻ると、もう昼ご飯の時間はとうに過ぎている。
適当に歩いたところで食事をすることにし、
入ったのはちょっと格好良いこの店。

この界隈はインド人街のようで、
ファーストフード感覚のものから、高級店まで、
インド・パキスタン料理店がひしめきあっている。
レストランはさほど大きくはなく、
かなりの人がまだ食事を楽しんでいるようだった。
すぐに提供されたのはインド風のおせんべい。

塩味がほんのり効いている
客も従業員も全てインド系と思われる人たちだったので、
かなり浮いている気がする・・・

この日いただいたのは・・・

Naan $2.95 & Rice $2.95

Tandoori Murgh $9.95 & Mushroom Butter Mmasala $13.95
前菜としていただいたタンドリーチキン。
ほどよい程度のスパイスと、肉の旨みと肉汁が口いっぱいに広がる。
窯で焼かれているため、肉は柔らかく食べやすい。
驚いたのがマッシュルームのカレー。
大きなキノコの裏にカッテージチーズが詰め込まれており、
淡泊なキノコに味わい深さとボリュームを与えている。
ソースは甘みのある、さわやかなトマト味。
こんな美味しいベジタリアンカレーは初めてである。
ナンも焦げ目が香ばしく、もちもちした食感で美味しかった。
下調べをせずに入った店が、かなりヒットするのはとても嬉しい。
この日は思いがけず、
久しぶりに美味しいインド料理を食べられて幸せであった。
今回でニューヨークの旅・第1弾は終わりだが、
どの店の料理も美味しくいただけた。
やはり世界有数の大都市だけあって、レストランのレベルも高かったと思う。
Bhatti Indian Grill (バティ・インディアン・グリル)
100 Lexington Ave
New York, NY 10016
(212) 683-4228
ランキングに参加しています。

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絶対に一度は見ておきたかった自由の女神。
移民の象徴として、昔からアメリカに渡って来た人々に力を与えていたのだという。
自由の女神像はリバティ・アイランドという小さい島に建っており、
近くで見学するには船に乗って上陸しなければならない。

バッテリー・パークより乗船
これは前売り券を購入していたので、
エンパイア・ステート・ビルに比べると短い時間で乗船することができた。
祝日とあって、見学者の数たるやすごい。

3階建ての船に乗り込む。
甲板、座席もすでに人でいっぱい。
運よく座席を見つけられたので着席すると、
ほどなくして船は出発、
マンハッタンのビル群を後にし、しばらくすると見えてきた!

乗客の多くが甲板に向かい、一斉にカメラのシャッターを押す。
後でチェックしてみたら、ここでも人の頭ばかりが写真に写っていた。
リバティアイランドに上陸すると、
目に飛び込んでくるのは高層ビルのマンハッタン。

夜もきれいだろう
その後はひたすら自由の女神。
像までたどり着くのに想像以上に時間がかかった。

後ろ

横

正面(人と比べてみると大きさがわかります)

真下
像の台座の中に入ることが出来たが、
ここでもまたまた魔の階段。
エレベーターはあったものの、動いていない様子であった。
今回で勉強になったことは、
ニューヨーク旅行にはかなりの体力が必要、ということである。
レモネードを飲んでしばらく休んだら、
また同じ船に乗って帰路につく。
帰りの乗船にはめちゃくちゃ並ぶ羽目になり、
すこしうんざりとしてしまった。
マンハッタンに戻ると、もう昼ご飯の時間はとうに過ぎている。
適当に歩いたところで食事をすることにし、
入ったのはちょっと格好良いこの店。

この界隈はインド人街のようで、
ファーストフード感覚のものから、高級店まで、
インド・パキスタン料理店がひしめきあっている。
レストランはさほど大きくはなく、
かなりの人がまだ食事を楽しんでいるようだった。
すぐに提供されたのはインド風のおせんべい。

塩味がほんのり効いている
客も従業員も全てインド系と思われる人たちだったので、
かなり浮いている気がする・・・

この日いただいたのは・・・

Naan $2.95 & Rice $2.95

Tandoori Murgh $9.95 & Mushroom Butter Mmasala $13.95
前菜としていただいたタンドリーチキン。
ほどよい程度のスパイスと、肉の旨みと肉汁が口いっぱいに広がる。
窯で焼かれているため、肉は柔らかく食べやすい。
驚いたのがマッシュルームのカレー。
大きなキノコの裏にカッテージチーズが詰め込まれており、
淡泊なキノコに味わい深さとボリュームを与えている。
ソースは甘みのある、さわやかなトマト味。
こんな美味しいベジタリアンカレーは初めてである。
ナンも焦げ目が香ばしく、もちもちした食感で美味しかった。
下調べをせずに入った店が、かなりヒットするのはとても嬉しい。
この日は思いがけず、
久しぶりに美味しいインド料理を食べられて幸せであった。
今回でニューヨークの旅・第1弾は終わりだが、
どの店の料理も美味しくいただけた。
やはり世界有数の大都市だけあって、レストランのレベルも高かったと思う。
Bhatti Indian Grill (バティ・インディアン・グリル)
100 Lexington Ave
New York, NY 10016
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2015.12.13 (Sun)
Lady Mendl's Tea Salon at The Inn at Irving Place ☆ レディ・メンドルズ・ティー・サロン
~ニューヨーク・グルメ日記 その274~
ニューヨーク歩きの続き。
どこを見ても絵になる風景。
見たことのない店、タクシーの波、高層ビル、人の流れ・・・
ただ歩いているだけでも全く飽きる気配はない。

ニューヨークの観光スポットを調べてみると、夜景観賞があり、
せっかくなのでビルの上に登ってみることにした。
ロックフェラービルもあったが、やっぱり有名なのはこっちでしょう!

エンパイア・ステート・ビルディング
夕方からの眺めが良いそうなので、夕暮れ時を狙って来訪。
しかし、まったくもって考えが甘かった・・・
建物内に入ると、長蛇の列・列・列!

102階建て、地上443.2メートル
チケットを買うのに30分、エレベーターに乗るまでに1時間。
まさかこんな状態になっているなんて考えもしなかった・・・

途中で帰るのも何なので我慢して並ぶ
展望台は86階なのだが、エレベーターは何故かその下の階(何階かは忘れた)で停まり、
そこで別のエレベーターに乗り換えなければいけないらしい。
しかし、またそのために20分程度待たなければならないとのこと。
なので、時間が無い人、待てない人は階段を利用してほしいとの案内が・・・
おう!上等、上等!
脚力自慢だぜ、おもしろいじゃねーか!
階段、行ってやるよ!
・・・と意気込んでみたものの、見事に撃沈。
おそらく7~8階分を登ったはずだが、もう足が・・・上がらない!
ひえ~、階段なんて登るんじゃなかった!
エレベーターに乗りてー!!
何人もの人が果敢にも階段に挑戦していたが、
皆の表情には後悔の念が浮かんでいた。
ぜーぜー、ハーハー、
知らない者同士励ましあって登って行く。
あー、こんなところで国際交流が出来るなんて幸せ・・・
と思う余裕は微塵もなかった。
ようやく根性と意地で登りきり、展望台に到着!!
美しいニューヨークの夜景・・・キラキラ・・・
とはいかず・・・
見えるのは人の頭だけ!!! なんでやねん!!
展望台は出入り口を囲むように通路が四方にあるのだが、
幅が狭いため歩けないほどの大混雑。
夜景も何も見えやしない・・・
1時間以上待った上、あの階段を登ってこれかい。
最高のアメリカン・ジョークだぜ。
とりあえず人の頭越しに撮った写真をごらんください。
(実際は全然景色は目に出来ませんでした。)







あれは残念だったというか、時間の無駄であった。
人が少ない時があればもう一度見てみたい気もするが。
さて、気持ちを新たに、私たちが宿泊したホテルを紹介しよう。

Inn At Irving Place
200年以上前に建てられた歴史ある建物。
看板もなく、10室ほどの部屋があるのみ。
非常にニューヨークらしい、上品なホテルであった。

ロビー

部屋

バスルーム
ロビーの横にはティールームがあり、
本格的なアフタヌーンティーがいただけるという。

廊下を挟んで右がロビー、左がティールーム
宿泊者はこのティールームで朝食が提供される。
クロワッサンなどのパン、シリアル、キッシュ、フルーツ、チーズの簡単なものであったが、
並々と注がれたコーヒーとともにいただく朝食は格別であった。

緊張するなぁ・・・

ゴージャスの一言

アフタヌーンティーは60ドルほど、事前の予約が必要とのこと。
ぜひ次回は訪れて、気品あるひと時を過ごしてみたいものである。
Lady Mendl's Tea Salon at The Inn at Irving Place ( レディ・メンドルズ・ティー・サロン)
56 Irving Pl
New York, NY 10003
(212) 533-4600
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ニューヨーク歩きの続き。
どこを見ても絵になる風景。
見たことのない店、タクシーの波、高層ビル、人の流れ・・・
ただ歩いているだけでも全く飽きる気配はない。

ニューヨークの観光スポットを調べてみると、夜景観賞があり、
せっかくなのでビルの上に登ってみることにした。
ロックフェラービルもあったが、やっぱり有名なのはこっちでしょう!

エンパイア・ステート・ビルディング
夕方からの眺めが良いそうなので、夕暮れ時を狙って来訪。
しかし、まったくもって考えが甘かった・・・
建物内に入ると、長蛇の列・列・列!

102階建て、地上443.2メートル
チケットを買うのに30分、エレベーターに乗るまでに1時間。
まさかこんな状態になっているなんて考えもしなかった・・・

途中で帰るのも何なので我慢して並ぶ
展望台は86階なのだが、エレベーターは何故かその下の階(何階かは忘れた)で停まり、
そこで別のエレベーターに乗り換えなければいけないらしい。
しかし、またそのために20分程度待たなければならないとのこと。
なので、時間が無い人、待てない人は階段を利用してほしいとの案内が・・・
おう!上等、上等!
脚力自慢だぜ、おもしろいじゃねーか!
階段、行ってやるよ!
・・・と意気込んでみたものの、見事に撃沈。
おそらく7~8階分を登ったはずだが、もう足が・・・上がらない!
ひえ~、階段なんて登るんじゃなかった!
エレベーターに乗りてー!!
何人もの人が果敢にも階段に挑戦していたが、
皆の表情には後悔の念が浮かんでいた。
ぜーぜー、ハーハー、
知らない者同士励ましあって登って行く。
あー、こんなところで国際交流が出来るなんて幸せ・・・
と思う余裕は微塵もなかった。
ようやく根性と意地で登りきり、展望台に到着!!
美しいニューヨークの夜景・・・キラキラ・・・
とはいかず・・・
見えるのは人の頭だけ!!! なんでやねん!!
展望台は出入り口を囲むように通路が四方にあるのだが、
幅が狭いため歩けないほどの大混雑。
夜景も何も見えやしない・・・
1時間以上待った上、あの階段を登ってこれかい。
最高のアメリカン・ジョークだぜ。
とりあえず人の頭越しに撮った写真をごらんください。
(実際は全然景色は目に出来ませんでした。)







あれは残念だったというか、時間の無駄であった。
人が少ない時があればもう一度見てみたい気もするが。
さて、気持ちを新たに、私たちが宿泊したホテルを紹介しよう。

Inn At Irving Place
200年以上前に建てられた歴史ある建物。
看板もなく、10室ほどの部屋があるのみ。
非常にニューヨークらしい、上品なホテルであった。

ロビー

部屋

バスルーム
ロビーの横にはティールームがあり、
本格的なアフタヌーンティーがいただけるという。

廊下を挟んで右がロビー、左がティールーム
宿泊者はこのティールームで朝食が提供される。
クロワッサンなどのパン、シリアル、キッシュ、フルーツ、チーズの簡単なものであったが、
並々と注がれたコーヒーとともにいただく朝食は格別であった。

緊張するなぁ・・・

ゴージャスの一言

アフタヌーンティーは60ドルほど、事前の予約が必要とのこと。
ぜひ次回は訪れて、気品あるひと時を過ごしてみたいものである。
Lady Mendl's Tea Salon at The Inn at Irving Place ( レディ・メンドルズ・ティー・サロン)
56 Irving Pl
New York, NY 10003
(212) 533-4600
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2015.11.29 (Sun)
Peter Luger Steak House ☆ ピーター・ルーガー・ステーキ・ハウス
~ニューヨーク・グルメ日記 その273~
ニューヨークの街で印象に残っているのは、
緑が多いということだった。
私が宿泊したホテルの近くにも小規模ながらも公園がいくつかあり、
読書、犬の散歩、おしゃべり、飲食など、
それぞれが思い思いにリラックスした時間を過ごしているようであった。

飲み物や軽食が調達できるカフェ

高層ビルの隣の憩いの場
カリフォルニアの自宅の近くにある公園と名前がつくものは、
だだっ広い草原?といったもの。
このように整備されたきれいな公園は何年かぶりに訪れる気がした。
ベンチに座ってボーっとしているだけで気分は既にニューヨーカーである。
いつまでものんびりと過していたい気もしたが、
時間がもったいないのでブラブラと散策を続ける。
しかし、ニューヨークの歩行者は全く信号を守らない。
完全に車が走っていないのであればわからんでもないが、
車が来ているにもかかわらず、平気で横断歩道を渡っているのには驚きであった。
中には車とぶつかりそうになり、運転手に逆切れしているおばさんもいて、
信じられない気持ちになった。
歩いていると目に飛び込んで来たのは歴史を感じさせる建物。

彫刻がすごいなー
この建物はグランド・セントラル・ターミナルと呼ばれる駅で、
駅舎は1913年に建てられたものだという。
床面は大理石という豪華で美しい造りで、
ニューヨークの見どころの一つとして数えられている。

地下鉄や通勤列車が停車する

マンハッタン3大駅のひとつ

2013年には東京駅と姉妹提携を結んだそう。
グランドセントラル駅を後に、ドンドン歩き進めて行く。
もうホテルからはかなり歩きすぎていて、
自分の脚力が恐ろしくなるくらいである。
最後の目的地はココ!!

タイムズ・スクエア
ホテルのフロントマンは「タイムズスクエアまで徒歩で?無理無理!!」と笑っていたが、
車ばかり乗っている君たちアメリカンとは違うんだよ・・・
まるで余裕のよっちゃん、普段から腹持ちの良いコメを食べているだけのことはある。
日本人の底力を見くびっちゃぁいけないよ・・・
テレビや写真でしか見たことがなかったタイムズ・スクエア。
ウォー、めちゃくちゃにぎやか!
テンションが上がる!

こんな都会、久しぶり!!

素晴らしすぎる!!
ニューヨークの有名スポットだけあって、観光客の数は半端なく、
皆な携帯のカメラ片手に写真を撮りまくりの状態である。
ミッキーマウスやスパイダーマン等の格好をしたものがチップを目当てに
写真を撮ってあげると近寄ってくるのだが、
手作り衣装なのか、どのキャラクターもブサイク揃いであった。
周囲を見渡してみるといつも馴染みの店舗が多いことに気付くが、
この異質な空間にいるだけで大満足である。
しかし、ここでもマクドナルドに入った自分がなさけない・・・
さて、夜も更け夕飯の時間を迎えることになった。
この旅の目的はズバリ、ウマいステーキを食べることであったのだ。
たまたまネットでこのステーキ店の写真を目にした瞬間から、
「ニューヨークへ行ってやる!!!」という気持ちが湧き出てきたのである。
私たちが向かったのはブルックリンにあるピーター・ルーガーという老舗店

1887年創業のレストラン。
落ち着いたレンガ造りの建物が店の重厚さを物語っているようだ。
なかなか予約が取れない人気店だが、運よく空きがあったため訪問することができた。

入り口にあるバー。待っている間に一杯飲める。
壁には様々な賞の楯が飾られており、
これを見るだけで期待のレベルは上がる一方である。

昔ながらのスタイルを突き通しているのか、
予約も電話のみ。支払いも現金のみ。
そして案内係が持つ予約表も手書きのノートである。

案内役の二人。
15分程度待った後、ついに席に案内された。
店内はカジュアルな雰囲気で、肩苦しさがないのに好感が持てる。

メニューもいたってシンプルであった。


この日いただいたのは・・・

Luger's Sizzling Bacon, Extra Thick by the Slice
厚切りのベーコン。
脂身が少なく、ハムを食べている感じ・・・
アメリカのベーコンはとても美味しいが、
これは感動するレベルのものではなかった。ちょっと残念。

パンとステーキソース
ステーキソースはA1ソース(日本のウスターソースのような味)を想像していたが、
ケチャップとBBQソースを混ぜたような甘いものであった。
パンははっきり言って硬くて不味い。
メインのステーキ

Steak for Two $103.95
熱々の皿に盛られたステーキは迫力充分。
骨を境にして、フィレとサーロインに分かれており、
一度にして2種類の肉を味わえる贅沢なものである。

すかさずサーバーさんがとりわけてくれる
肉は日本で今話題の熟成肉。
熟成期間は秘密のようだが、厳選された肉のみを使用しているそうだ。
400度以上の高温で焼かれたステーキは
表面は驚くほどカリカリで香ばしい。
反して肉の中心は柔らかく、アメリカの牛肉独特の歯ごたえと歯触りも感じられる。
こんな焼き方、家庭では絶対マネ出来ないであろう。
塩のみで焼かれたステーキはそのままいただくのが一番ウマイ。
味の変化をつけるためにソースをつけても良いが、
肉本来の味を楽しむには、塩とそして皿の底に沈むバターだけで充分である。
さっぱりとしたフィレも無論美味しいが、
やはりサーロインの美味さにはかなわなかった。
脂身の少ない赤身の肉の味を楽しむにはもってこい、
いくらでもスルスルと胃に収まっていくようである。
表面の焦げた風味と甘い肉汁・・・
「肉を食っている!!」という実感と共に幸せが押し寄せて来る。
一言言うなら・・・ほんとにめちゃくちゃ美味かった!!!
美味すぎる!!
そして最後の〆はお上品に・・・

紅茶
帰りにいただいたお土産のチョコレート。

甘いミルクチョコレート
サービスが悪いという声も聞こえてくるが、
個人的には確かに電話予約係は笑えるほどぶっきらぼうだったが、
却って英語がわかりやすくて良かったと思う。
中高年の男性ばかりのサーバーは
カジュアルな男っぽさが出ていて、
この店の雰囲気に合っていて、逆に好感が持てた。
予約から始まり、当日はタクシーで行かなければならないが、
とにかく期待を裏切らない価値あるディナーであった。
近所に住んでいたなら、毎月でも行きたくなる店である。
Peter Luger Steak House ( ピーター・ルーガー・ステーキ・ハウス)
178 Broadway
Brooklyn, NY 11211
1-718-387-7400
ニューヨークの街で印象に残っているのは、
緑が多いということだった。
私が宿泊したホテルの近くにも小規模ながらも公園がいくつかあり、
読書、犬の散歩、おしゃべり、飲食など、
それぞれが思い思いにリラックスした時間を過ごしているようであった。

飲み物や軽食が調達できるカフェ

高層ビルの隣の憩いの場
カリフォルニアの自宅の近くにある公園と名前がつくものは、
だだっ広い草原?といったもの。
このように整備されたきれいな公園は何年かぶりに訪れる気がした。
ベンチに座ってボーっとしているだけで気分は既にニューヨーカーである。
いつまでものんびりと過していたい気もしたが、
時間がもったいないのでブラブラと散策を続ける。
しかし、ニューヨークの歩行者は全く信号を守らない。
完全に車が走っていないのであればわからんでもないが、
車が来ているにもかかわらず、平気で横断歩道を渡っているのには驚きであった。
中には車とぶつかりそうになり、運転手に逆切れしているおばさんもいて、
信じられない気持ちになった。
歩いていると目に飛び込んで来たのは歴史を感じさせる建物。

彫刻がすごいなー
この建物はグランド・セントラル・ターミナルと呼ばれる駅で、
駅舎は1913年に建てられたものだという。
床面は大理石という豪華で美しい造りで、
ニューヨークの見どころの一つとして数えられている。

地下鉄や通勤列車が停車する

マンハッタン3大駅のひとつ

2013年には東京駅と姉妹提携を結んだそう。
グランドセントラル駅を後に、ドンドン歩き進めて行く。
もうホテルからはかなり歩きすぎていて、
自分の脚力が恐ろしくなるくらいである。
最後の目的地はココ!!

タイムズ・スクエア
ホテルのフロントマンは「タイムズスクエアまで徒歩で?無理無理!!」と笑っていたが、
車ばかり乗っている君たちアメリカンとは違うんだよ・・・
まるで余裕のよっちゃん、普段から腹持ちの良いコメを食べているだけのことはある。
日本人の底力を見くびっちゃぁいけないよ・・・
テレビや写真でしか見たことがなかったタイムズ・スクエア。
ウォー、めちゃくちゃにぎやか!
テンションが上がる!

こんな都会、久しぶり!!

素晴らしすぎる!!
ニューヨークの有名スポットだけあって、観光客の数は半端なく、
皆な携帯のカメラ片手に写真を撮りまくりの状態である。
ミッキーマウスやスパイダーマン等の格好をしたものがチップを目当てに
写真を撮ってあげると近寄ってくるのだが、
手作り衣装なのか、どのキャラクターもブサイク揃いであった。
周囲を見渡してみるといつも馴染みの店舗が多いことに気付くが、
この異質な空間にいるだけで大満足である。
しかし、ここでもマクドナルドに入った自分がなさけない・・・
さて、夜も更け夕飯の時間を迎えることになった。
この旅の目的はズバリ、ウマいステーキを食べることであったのだ。
たまたまネットでこのステーキ店の写真を目にした瞬間から、
「ニューヨークへ行ってやる!!!」という気持ちが湧き出てきたのである。
私たちが向かったのはブルックリンにあるピーター・ルーガーという老舗店

1887年創業のレストラン。
落ち着いたレンガ造りの建物が店の重厚さを物語っているようだ。
なかなか予約が取れない人気店だが、運よく空きがあったため訪問することができた。

入り口にあるバー。待っている間に一杯飲める。
壁には様々な賞の楯が飾られており、
これを見るだけで期待のレベルは上がる一方である。

昔ながらのスタイルを突き通しているのか、
予約も電話のみ。支払いも現金のみ。
そして案内係が持つ予約表も手書きのノートである。

案内役の二人。
15分程度待った後、ついに席に案内された。
店内はカジュアルな雰囲気で、肩苦しさがないのに好感が持てる。

メニューもいたってシンプルであった。


この日いただいたのは・・・

Luger's Sizzling Bacon, Extra Thick by the Slice
厚切りのベーコン。
脂身が少なく、ハムを食べている感じ・・・
アメリカのベーコンはとても美味しいが、
これは感動するレベルのものではなかった。ちょっと残念。

パンとステーキソース
ステーキソースはA1ソース(日本のウスターソースのような味)を想像していたが、
ケチャップとBBQソースを混ぜたような甘いものであった。
パンははっきり言って硬くて不味い。
メインのステーキ

Steak for Two $103.95
熱々の皿に盛られたステーキは迫力充分。
骨を境にして、フィレとサーロインに分かれており、
一度にして2種類の肉を味わえる贅沢なものである。

すかさずサーバーさんがとりわけてくれる
肉は日本で今話題の熟成肉。
熟成期間は秘密のようだが、厳選された肉のみを使用しているそうだ。
400度以上の高温で焼かれたステーキは
表面は驚くほどカリカリで香ばしい。
反して肉の中心は柔らかく、アメリカの牛肉独特の歯ごたえと歯触りも感じられる。
こんな焼き方、家庭では絶対マネ出来ないであろう。
塩のみで焼かれたステーキはそのままいただくのが一番ウマイ。
味の変化をつけるためにソースをつけても良いが、
肉本来の味を楽しむには、塩とそして皿の底に沈むバターだけで充分である。
さっぱりとしたフィレも無論美味しいが、
やはりサーロインの美味さにはかなわなかった。
脂身の少ない赤身の肉の味を楽しむにはもってこい、
いくらでもスルスルと胃に収まっていくようである。
表面の焦げた風味と甘い肉汁・・・
「肉を食っている!!」という実感と共に幸せが押し寄せて来る。
一言言うなら・・・ほんとにめちゃくちゃ美味かった!!!
美味すぎる!!
そして最後の〆はお上品に・・・

紅茶
帰りにいただいたお土産のチョコレート。

甘いミルクチョコレート
サービスが悪いという声も聞こえてくるが、
個人的には確かに電話予約係は笑えるほどぶっきらぼうだったが、
却って英語がわかりやすくて良かったと思う。
中高年の男性ばかりのサーバーは
カジュアルな男っぽさが出ていて、
この店の雰囲気に合っていて、逆に好感が持てた。
予約から始まり、当日はタクシーで行かなければならないが、
とにかく期待を裏切らない価値あるディナーであった。
近所に住んでいたなら、毎月でも行きたくなる店である。
Peter Luger Steak House ( ピーター・ルーガー・ステーキ・ハウス)
178 Broadway
Brooklyn, NY 11211
1-718-387-7400
2015.09.20 (Sun)
New York / Murray Hill Diner ☆ ムレイ・ヒル・ダイナー
~ニューヨーク・グルメ日記 その272~
レイバーデイの祝日を利用してニューヨークを訪問した。
空港で冷麺&丼を食べたが、
ありえないくらいオリジナリティにあふれた料理で、
感動するくらい不味かった。
人ごみがすごくて写真を撮れなかったのが唯一の心残りである。

深夜の空港にはまだまだたくさんの人が
飛行機の出発を待っているところであった。

ロスアンゼルス空港からJFK空港まで約5時間半の旅。
機内は狭く、3列席が左右に並ぶタイプのものであった。
誰も来ないことを願って、窓側と通路側の席を取ったのだが、
キャンセル待ちが出るほどの状態だったため、
私たちの間に男性が座ることになった。
この男性の寝姿・・・上を向いて口を大きく開け、身動きひとつしない。
全くもって木乃伊そっくりであった。
ウトウト眠ったにもかかわらず、窮屈な時間は長く感じられた。
どうにか、ようやくニューヨークに到着。
あー、もうこのタイプの飛行機には乗りたくないなぁ。。。
マンハッタンまでは電車を利用することにする。
空港ターミナルからは無人のモノレールに乗車。

明るく清潔な駅ホーム
モノレールは空港を通り抜け、一般の街の中に入り込む。
カリフォルニアとは違った造りの家、雰囲気の違う街並み。
モノレールを降りたら、次は名物の地下鉄に乗車する。
さっきの駅とはうって変わって、地下鉄のそれは暗くて小汚い。

線路内にはごみが散乱
空調がないため、構内はサウナのように暑い。
きっと冬は寒いだろうと思いながら電車を待つ。
電車内は日本の地下鉄と似ているが、つり革がないのが不便であった。
滞在中何度か地下鉄に乗ったが、
「家族が病気で困っている」
「失業してホームレスだ」
「世のホームレスを救おう」
などと演説(?)を始めて、乗客からお金をせびっている人が何人かいた。
電車の旅は1時間あまり。これも長く感じられた。
荷物を置いて、さっそくマンハッタンを散策してみる。

ホテルもアパートもみんなこんな造り
ヨーロッパの影響を受けたと思われる古い建物群。
その後ろには近代的な高層ビルが立ち並ぶ。
アメリカで一番大きく忙しい都市にもかかわらず、
アパートには花が咲き誇り、緑豊かな公園があり、
小さな癒しの場所はすぐに見つけられる。
この上品な街を好きになるには幾らの時間も必要なかった。

イエローキャブがいっぱい走っている
朝から何も食べていなかったので、
適当な場所で朝ご飯を食べることにする。
ブラブラ歩いて見つけたのがこのカフェ。

ダイナーという響きが良い
明るい店内はほぼ満席で、皆おしゃべりに夢中になっている様子。

料理はお手頃価格。

店主は東欧系とおぼしき女性で、愛想は悪い。
ウェイトレスも特別愛想が良いとは思わなかったが、
サービスはきちんとしていたので、
これがニューヨーク風なのではないかと想像した。

いただいたのは・・・

ハムと卵のサンドイッチ $3.80
想像していたよりもかなり大きいサンドイッチである。
目玉焼きとハムの定番の味はいつ食べても飽きが来ない。
パンも硬すぎず柔らかすぎず良い口当たりであった。
そして・・・

フレンチトースト $8.00くらい
このフレンチトーストがめちゃくちゃ美味しかった。
たっぷりかけた甘いシロップと
ベーコンの塩加減がやたらとマッチするし、
フワフワの食感で、いくらでも胃の中に収まっていくようだった。
朝食は1日の始まりと言われるが、
幸先のよいスタートを切ることが出来、
この滞在が楽しみで仕方なくなってきた。
続きは次回に。
Murray Hill Diner (ムレイ・ヒル・ダイナー)
222 Lexington Ave
New York, NY 10016
(212) 686-6667
レイバーデイの祝日を利用してニューヨークを訪問した。
空港で冷麺&丼を食べたが、
ありえないくらいオリジナリティにあふれた料理で、
感動するくらい不味かった。
人ごみがすごくて写真を撮れなかったのが唯一の心残りである。

深夜の空港にはまだまだたくさんの人が
飛行機の出発を待っているところであった。

ロスアンゼルス空港からJFK空港まで約5時間半の旅。
機内は狭く、3列席が左右に並ぶタイプのものであった。
誰も来ないことを願って、窓側と通路側の席を取ったのだが、
キャンセル待ちが出るほどの状態だったため、
私たちの間に男性が座ることになった。
この男性の寝姿・・・上を向いて口を大きく開け、身動きひとつしない。
全くもって木乃伊そっくりであった。
ウトウト眠ったにもかかわらず、窮屈な時間は長く感じられた。
どうにか、ようやくニューヨークに到着。
あー、もうこのタイプの飛行機には乗りたくないなぁ。。。
マンハッタンまでは電車を利用することにする。
空港ターミナルからは無人のモノレールに乗車。

明るく清潔な駅ホーム
モノレールは空港を通り抜け、一般の街の中に入り込む。
カリフォルニアとは違った造りの家、雰囲気の違う街並み。
モノレールを降りたら、次は名物の地下鉄に乗車する。
さっきの駅とはうって変わって、地下鉄のそれは暗くて小汚い。

線路内にはごみが散乱
空調がないため、構内はサウナのように暑い。
きっと冬は寒いだろうと思いながら電車を待つ。
電車内は日本の地下鉄と似ているが、つり革がないのが不便であった。
滞在中何度か地下鉄に乗ったが、
「家族が病気で困っている」
「失業してホームレスだ」
「世のホームレスを救おう」
などと演説(?)を始めて、乗客からお金をせびっている人が何人かいた。
電車の旅は1時間あまり。これも長く感じられた。
荷物を置いて、さっそくマンハッタンを散策してみる。

ホテルもアパートもみんなこんな造り
ヨーロッパの影響を受けたと思われる古い建物群。
その後ろには近代的な高層ビルが立ち並ぶ。
アメリカで一番大きく忙しい都市にもかかわらず、
アパートには花が咲き誇り、緑豊かな公園があり、
小さな癒しの場所はすぐに見つけられる。
この上品な街を好きになるには幾らの時間も必要なかった。

イエローキャブがいっぱい走っている
朝から何も食べていなかったので、
適当な場所で朝ご飯を食べることにする。
ブラブラ歩いて見つけたのがこのカフェ。

ダイナーという響きが良い
明るい店内はほぼ満席で、皆おしゃべりに夢中になっている様子。

料理はお手頃価格。

店主は東欧系とおぼしき女性で、愛想は悪い。
ウェイトレスも特別愛想が良いとは思わなかったが、
サービスはきちんとしていたので、
これがニューヨーク風なのではないかと想像した。

いただいたのは・・・

ハムと卵のサンドイッチ $3.80
想像していたよりもかなり大きいサンドイッチである。
目玉焼きとハムの定番の味はいつ食べても飽きが来ない。
パンも硬すぎず柔らかすぎず良い口当たりであった。
そして・・・

フレンチトースト $8.00くらい
このフレンチトーストがめちゃくちゃ美味しかった。
たっぷりかけた甘いシロップと
ベーコンの塩加減がやたらとマッチするし、
フワフワの食感で、いくらでも胃の中に収まっていくようだった。
朝食は1日の始まりと言われるが、
幸先のよいスタートを切ることが出来、
この滞在が楽しみで仕方なくなってきた。
続きは次回に。
Murray Hill Diner (ムレイ・ヒル・ダイナー)
222 Lexington Ave
New York, NY 10016
(212) 686-6667
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